「格安SIMに乗り換えてスマホ料金を抑えたい」と考えている人は多いでしょう。しかしその一方で、「通信速度が遅くなるのではないか」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、格安SIMの速度を比較し、速度重視でおすすめの格安SIMや、格安SIMで速度が遅いときに試すべきことなどを紹介します。
本記事を参考にし、ぜひ通信速度の速い、快適な格安SIMを見つけてください。
格安SIMの速度を比較してみた!
実際に、大手4大キャリアと格安SIMの速度をリサーチしました。ここからはその内容も含め、大手キャリアと格安SIMの速度についてより深く見ていくことにします。
やはり格安SIMよりも大手キャリアの方が速度が速いのだろうか?
格安SIMは大手キャリアに比べ速度が遅くなりやすい
格安SIMは、大手キャリアに比べて速度が遅くなりやすいという特徴があります。
理由としては、大手キャリアが自社回線を持っているのに対し、格安SIMが自社回線を持っていないことが挙げられます。
格安SIMは自社回線を持っていないため、大手キャリアの回線の一部を借用して通信サービスを提供しています。
そのため、コストを抑えて月額料金を安く提供できるものの、どうしても回線が混雑して速度が落ちやすくなってしまうのです。
コストが安いメリットと、速度が落ちやすいデメリット…どちらを取るべきか悩んでしまいそうだわ。
大手キャリアと格安SIMの実際の通信速度
実際に、大手キャリアと格安SIM(上位各社)の速度を比較した結果が下表です。順位は、平均ダウンロード速度を基準としています。
この表を見ると、やはり上位はほとんど4大キャリアが占めていることがわかります。
順位 | 事業者の種類 | 事業者 | 平均ダウンロード速度 (Mbps) | 平均アップロード速度 (Mbps) |
1 | 4大キャリア | NTTドコモ | 161.19 | 17.43 |
2 | 格安SIM | LinksMate(リンクスメイト) | 122.22 | 15.47 |
3 | 4大キャリア | ahamo | 119.59 | 14.89 |
4 | 格安SIM | ペンギンモバイル | 117.77 | 19.27 |
5 | 4大キャリア | au | 93.4 | 15.39 |
6 | 4大キャリア | ソフトバンク | 90.1 | 18.8 |
7 | 格安SIM | スターモバイル | 79.54 | 25.21 |
8 | 格安SIM | J:COM MOBILE | 74.31 | 10 |
9 | 4大キャリア | povo | 70.35 | 12.87 |
10 | 格安SIM | OCN モバイル ONE | 68.35 | 12.91 |
11 | 格安SIM | UQモバイル | 63.04 | 12.28 |
12 | 格安SIM | ワイモバイル | 61.41 | 14.9 |
13 | 格安SIM | IIJmio | 52.88 | 11.45 |
14 | 4大キャリア | LINEMO | 51.26 | 15.91 |
15 | 格安SIM | 日本通信SIM | 49.72 | 11.63 |
16 | 格安SIM | mineo | 47.51 | 8.92 |
17 | 格安SIM | nuroモバイル | 43.7 | 13.85 |
18 | 4大キャリア | 楽天モバイル | 36.56 | 19.24 |
19 | 格安SIM | BIGLOBEモバイル | 18.19 | 9.75 |
20 | 格安SIM | イオンモバイル | 17.35 | 5.81 |
確かに4大キャリアがほとんど上位に固まっているな…
格安SIMでも上位に入っているところはあるみたいね。
格安SIMの速度はピンキリみたい。
また「格安SIM」と一言でいっても、事業者ごとに速度が大きく異なっていることにも気がつくでしょう。格安SIMのなかには、一部の大手キャリアより速度の速い事業者もあります。
格安SIMの速度でも普段使いであれば十分!
格安SIMの速度が大手キャリアよりも遅いからといって、必ずしも不便というわけではありません。自分が普段使う用途に十分な速度がでれば十分です。
スマホの各用途で、快適に使うのに必要な通信速度の目安は以下のとおりです。
複数人で楽しむオンラインゲーム以外の用途であれば、先のランキング表で紹介した格安SIMの通信速度で十分なことがわかります。
用途 | ダウンロード速度の目安 | アップロード速度の目安 |
LINEやメールの利用 | 1Mbps | 128Kbps〜1Mbps |
Webサイトの閲覧 | 3〜7Mbps | – |
動画の視聴(4K) | 20Mbps | – |
動画の視聴(HD 720p) | 5Mbps | – |
動画の視聴(SD 360p) | 0.7Mbps | – |
zoomなどのビデオ通話 | 600Kbps | – |
zoomなどのビデオ通話(HD) | 1.2Mbps | – |
オンラインゲーム(ひとり) | 10Mbps | – |
オンラインゲーム(少人数) | 50Mbps | – |
オンラインゲーム(大人数) | 70Mbps | – |
つまり、速度は重要な要素ではありますが、速度以外の部分に注目して格安SIMを選んでも、困ることはほとんどないということです。
ゲームをするわけでなければ、そこまで速度に神経質になる必要はなさそうだね。
速度重視でおすすめな格安SIM
ここでは、速度重視でおすすめな格安SIMを紹介します。既述のとおり、複数人でおこなうオンラインゲーム以外の用途であれば、格安SIMの速度で困ることはほとんどありません。
そのため、速度はもちろんですが、月額料金やキャンペーンなども含め、速度重視の人にぴったりな格安SIMを紹介します。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
UQモバイル
UQモバイルはKDDI株式会社が提供している、auのサブブランドです。利用回線はもちろんau。格安SIMの回線速度は地域や時間帯によって変動しますが、UQモバイルは安定的に速度が上位に入る格安SIMです。
通信速度(実測値) | ダウンロード:63.04Mbps アップロード:12.28Mbps |
月額料金 | 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 |
初期費用 | 3,300円 |
公式サイト | https://www.uqwimax.jp/mobile/ |
UQモバイルは以下の点でおすすめです。
速度・料金のバランスが取れていて、安心して使えそうね。
Y!mobile
ワイモバイルは、ソフトバンク株式会社が提供している、ソフトバンクのサブブランドです。利用回線はソフトバンク回線。ワイモバイルもUQモバイルと同様、地域や時間帯にかかわらず安定的に速度が上位に入る格安SIMです。
通信速度(実測値) | ダウンロード:61.41Mbps アップロード:14.9Mbps |
月額料金 | 3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 |
初期費用 | 3,300円 ※ オンラインで申し込めば無料 |
公式サイト | https://www.ymobile.jp/ |
PayPayをよく使う人、これまでソフトバンクを使ってきた人は、乗り換えても使いやすいでしょう。
速度と料金のバランスはUQモバイルと同様に魅力だけど、PayPayをよく使うならワイモバイルもアリだ!
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供している格安SIMです。MM総研による2021年の「MVNOネットワーク品質調査」において、ドコモ回線通信品質3期連続1位を獲得しています。
通信速度(実測値) | ダウンロード:68.35Mbps アップロード:12.91Mbps |
月額料金 | 500MB:550円 1GB:770円 3GB:990円 6GB:1,320円 10GB:1,760円 |
初期費用 | 3,733円(事務手数料3,300円 + SIMカード手配料433円) |
公式サイト | https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html |
OCN モバイル ONEがおすすめできる点は以下のとおりです。
データ利用量が少ない人であれば、1,000円未満の月額料金から利用可能です。また、追加料金なしでAmazon MusicやSpotifyが好きなだけ楽しめるので、音楽好きな人にもおすすめします。
速度が速くて料金も格安!
通話料金も安いなんてすごく魅力的!
IIJmio
IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMです。さまざまな通信速度調査で、安定的に上位に入ってくるサービスです。
通信速度(実測値) | ダウンロード:52.88Mbps アップロード:11.45Mbps |
月額料金 | 2GB:858円 4GB:1,078円 8GB:1,518円 15GB:1,848円 20GB:2,068円 |
初期費用 | タイプD:3,733円(事務手数料3,300円 + SIMカード手配料433円) タイプA:3,746円(事務手数料3,300円 + SIMカード手配料446円) eSIM:3,520円(事務手数料3,300円 + SIMカード手配料220円) |
公式サイト | https://www.iijmio.jp/ |
IIJmioがおすすめできる点は以下です。
速度はもちろん、月額料金が格安であり、サポートにも力を入れていて顧客満足度が高いのがIIJmioの魅力と言えます。
サポート面がしっかりしている格安SIMだから安心して使えそうだね!
mineo
mineoは、株式会社オプテージが提供している格安SIMです。NTTドコモ、au、ソフトバンクの全回線に対応したプランを提供しています。ユーザー同士でデータ容量をシェアできるなど、ユニークなサービスが特徴です。
通信速度(実測値) | ダウンロード:47.51Mbps アップロード:8.92Mbps |
月額料金 | お試し200MB:1,100円 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
初期費用 | 3,740円(事務手数料3,300円 + SIMカード手配料440円) |
公式サイト | https://mineo.jp/ |
mineoがおすすめできる点は、以下のとおりです。
ユーザーの声をもとに、さまざまな独自サービスやオプションを豊富に揃えている点に魅力があります。
キャリアやほかの格安SIMにはないユニークなサービスがあって面白そう!
3大キャリアの格安プランもおすすめ
3大キャリアが提供する格安プランも、月額料金が安く通信速度も速いのでおすすめです。
それぞれの特徴、おすすめできるポイントを詳しく見ていきましょう。
ahamo
ahamoは、NTTドコモが提供する格安ブランドです。月額利用料金は2,970円であり、20GBまで利用できます。
通信速度(実測値) | ダウンロード:119.59Mbps アップロード:14.89Mbps |
月額料金 | 20GB:2,970円 |
初期費用 | 0円 |
公式サイト | https://ahamo.com/ |
ahamoがおすすめできる点は以下のとおりです。
NTTドコモが提供しているので、安心して使うことができるでしょう。また、dポイントがもらえるキャンペーンもおこなっているので、dポイントを貯めている人にもおすすめです。
料金が安いのに通信速度がすごく速いね。
dポイントを貯めている人にはキャンペーンも魅力的だ!
povo
povoは、KDDIが提供する格安ブランドです。基本料金は0円となっており、利用したいデータ量を必要に応じてトッピングするというユニークなプランです。
通信速度(実測値) | ダウンロード:70.35Mbps アップロード:12.87Mbps |
月額料金 | 基本料:0円 データ使い放題(24時間):330円 テータ追加1GB(7日間):390円 データ追加3GB(30日間):990円 データ追加20GB(30日間):2,700円 データ追加60GB(90日間):6,490円データ追加150GB(180日間):12,980円 |
初期費用 | 0円 |
公式サイト | https://povo.jp/ |
povoがおすすめできる点は以下のとおりです。
トッピングで自分に合った無駄のないプランを作ることができます。また、データが使い放題になるキャンペーンも実施しており、お得です。
基本料0円なんてビックリ!
自分に合うものだけトッピングすれば、無駄なくお得に使えそう!
LINEMO
LINEMOはソフトバンクが提供する格安ブランドです。LINEが容量カウントなしで使える点、990円で利用できるミニプラン(3GB)がある点などが大きな特徴です。
通信速度(実測値) | ダウンロード:51.26Mbps アップロード:15.91Mbps |
月額料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
初期費用 | 0円 |
公式サイト | https://www.linemo.jp/ |
LINEMOがおすすめできる点は以下のとおりです。
期間ごとに、お得なキャンペーンが複数実施されています。ご興味がある人はキャンペーンについても詳しく調べてみてください。
LINEでビデオ通話をしてもデータ消費しないのは助かるな。
速度制限中でもLINEアプリの通信速度は落ちないらしい。
LINEユーザーにはとても魅力的だ!
第4のキャリア・楽天モバイルもおすすめ
楽天モバイルはもともと格安SIMでしたが、自社回線を用意し、MNO(大手キャリア)の仲間入りを果たしました。先行する3大キャリアに比べて回線の対応エリアはまだ狭いですが、現在急速に拡大しています。
通信速度(実測値) | ダウンロード:36.56Mbps アップロード:19.24Mbps |
月額料金 | 1GBまで:0円 3GBまで:1,078円 20GBまで2,178円 20GB超え(無制限):3,278円 |
初期費用 | 0円 |
公式サイト | https://network.mobile.rakuten.co.jp/ |
MNOでありながら格安SIMと同じように低額で利用でき、とても人気です。
楽天モバイルがおすすめできる点は以下のとおりです。
楽天モバイルは20GBまでは従量課金制ですが、それを超えた場合は3,278円で無制限に利用可能です。
3,278円で無制限に使えるなんてすごい!
どれだけ使っても3,278円を超えることはないから安心できそう!
注意点は、楽天回線エリア外の場合はパートナー回線(au回線)エリアとなり、そちらは5GBまでしか使えないことです。
自分が利用したいエリアが楽天回線エリアであれば、乗り換えるのがおすすめです。
楽天回線エリアかどうかで使い勝手が大きく変わるから、気を付けないとな!
また、キャンペーンが豊富におこなわれている点も魅力的です。特に楽天ポイントを貯めている人であれば、楽天モバイルへの乗り換えはとても良い選択肢になるでしょう。
速度を踏まえて格安SIMを選ぶうえでの注意点
ここまで、速度重視でおすすめできる格安SIMを紹介してきました。
格安SIMを選ぶうえで、速度はとても大切な要素に間違いありません。
しかし、速度だけに目を向けてしまうと、ほかのメリットやデメリットを見落としてしまう可能性もあります。
そこでここからは、速度を踏まえて格安SIMを選ぶうえでの注意点を紹介します。
自分に必要な通信速度を知っておく
通信速度は、速ければ速いほど良いというものではありません。もちろん、速いに越したことはありませんが、大切なのは自分に必要な速度が出せるかどうかです。
速さにこだわるあまり、自分に必要のない速度の格安SIMと高い月額料金で契約してしまうのは損です。
自分が普段どういった用途にスマホを使い、どの程度の速度が必要なのか、また毎月どの程度のデータ容量が必要なのかなどを踏まえ、格安SIMを選んでください。
快適にスマホを使うための通信速度の目安は以下のとおりでした。
用途 | ダウンロード速度の目安 | アップロード速度の目安 |
LINEやメールの利用 | 1Mbps | 128Kbps〜1Mbps |
Webサイトの閲覧 | 3〜7Mbps | – |
動画の視聴(4K) | 20Mbps | – |
動画の視聴(HD 720p) | 5Mbps | – |
動画の視聴(SD 360p) | 0.7Mbps | – |
zoomなどのビデオ通話 | 600Kbps | – |
zoomなどのビデオ通話(HD) | 1.2Mbps | – |
オンラインゲーム(ひとり) | 10Mbps | – |
オンラインゲーム(少人数) | 50Mbps | – |
オンラインゲーム(大人数) | 70Mbps | – |
そこまで速度が必要ないのに、高い月額料金のキャリア・格安SIMを選ぶのはもったいないかも。
自分に必要な速度の目安を把握することも大切ね!
<h3>速度以外の要素も踏まえて検討する</h3>
格安SIMを選ぶうえで、速度以外にも大切な要素は複数あります。そもそも、何よりも速度を重視するのであれば、格安SIMを検討する必要はなかったはずです。
もし大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを検討しているとすれば、速度以外の点に魅力を感じているということでしょう。ここでは、速度以外でチェックしておくべき要素を紹介します。
月額料金
格安SIMの最大の魅力は、月額利用料金が安いことです。格安SIMへの乗り換えを検討する多くの人が、利用料金の安さに惹かれているでしょう。
そのため乗り換え先を決める前に、検討中の格安SIMの料金プランについて調べ、比較するようにしてください。
なお大手キャリアと異なり、格安SIMの場合は利用するデータ容量によって料金プランが細かく変わるところが多いです。
プランがデータ容量で細分化されているから、格安SIMの方が無駄が削られていいな!
実際に自分が毎月どのくらいのデータ容量を使っているのか把握し、そのデータ容量でシミュレーションしてみてください。利用データ容量によって、お得な格安SIMが変わることもあります。
キャンペーン
キャンペーンについても調べてみましょう。月額料金は少し高めであっても、キャンペーンでポイントが付与されるなどし、トータルで見ると割安になる格安SIMもあるからです。
キャンペーンの実施については、おこなっている格安SIMもあればおこなっていない格安SIMもあります。また、「店舗限定」「Web限定」など、条件もさまざまです。
キャンペーンを調べてから、店舗契約かWeb契約か選ぶのもアリね!
気になる格安SIMがあれば公式サイトでキャンペーンについて調べ、適用条件を調べて比較してみてください。
制限時の速度
格安SIMは大手キャリアの回線を借用しているため、データ容量を無制限にできません。また、契約していたデータ容量をオーバーした場合には、速度制限を受けることになります。
ここで注目したいのが、速度制限時の速度です。実は、速度制限時でも1Mbpsで使える格安SIMもあります。
1Mbpsあれば、LINEやメールでのやり取り、動画の視聴(SD 360p)、zoomなどのビデオ会議などは不便無く可能です。
不便なく使えるくらいの速度なら、制限されても気にならなさそうだな。
さらに、データをあまり使わなくて良いときに低速モードにすることで、利用データ容量を節約できる格安SIMもあります。
速度制限される可能性も踏まえ、制限時の速度も比較してみてください。
格安SIMを快適に使うポイント
格安SIMは大手キャリアに比べ、速度が遅くなりやすい傾向にあります。ここではそんな格安SIMを、速度にストレスを感じずに快適に使うためのポイントを紹介します。
Wi-Fiを有効に使う
格安SIMの速度への不満を解消してくれるのが、Wi-Fiです。自宅や職場など、自分がスマホをよく使う場所にWi-Fiがある場合、Wi-Fiに接続して使いましょう。
Wi-Fiを使えばスマホのデータ容量も節約でき、速度制限を受けにくくなるのでおすすめです。
自宅などにWi-Fiがなかったとしても、現在はコンビニなどに公共のWi-Fiがあります。大容量のデータをダウンロードしたいときなどは公共のWi-Fiを使うのも良い方法です。ただし、公共のWi-Fiを利用する際にはセキュリティ面にも注意してください。
セキュリティ面さえ気を付ければ、今はいろいろな場所に公共のWi-Fiがあって便利ね!
スマホ以外にタブレットやPCを自宅で使う人で、Wi-Fiを持っていないという人は、あると便利なので導入を検討してみてください。
混雑時間帯を避けて使う
格安SIMの通信速度は、いつでも遅いわけではありません。通信速度が遅くなる原因は回線の混雑がほとんどであり、混雑の度合いは時間によって変わります。
つまり、回線が混雑する時間を避ければ、速い通信速度でスマホが使えるということです。
回線が特に混雑しやすい平日の時間帯は以下のとおりです。
データのダウンロードなどは、これらの時間帯以外にしておくのがおすすめです。
ネットを使う時間帯を変えるだけで、快適さが変わるものなんだな。
格安SIMで速度が遅いときに試すこと
格安SIMを使っていて速度が遅い場合、改善する方法はないのでしょうか。100%効果があるわけではありませんが、場合によっては速度が改善できる方法があります。速度が遅いときには以下の4つの方法を試してみてください。
スマホを再起動する
スマホを再起動することで、速度が改善することがあります。速度が遅かったり、何らかの不具合がある場合、スマホの再起動で解決することがあるので、まずは再起動を試してみてください。
スマホで何か不調があるとき、再起動して解決することが結構あるよね。
データ通信のオン/オフを繰り返す
データ通信のオン/オフを何度か繰り返すことで、突然通信速度が回復することがあります。1回やってみて改善が見られなくても、何回か繰り返しおこなってみてください。
iPhoneの場合、「設定」アプリを開いて[モバイル通信]をタップし、[モバイルデータ通信]のスイッチをタップしてください。
Androidの場合は「設定」アプリを開いたあと[ネットワークとインターネット]をタップし、[データ使用量]もしくは[モバイルネットワーク]をタップします。そのあと表示される[モバイルデータ]からオン/オフを切り替えましょう。
移動する
通信速度の遅さの原因が、場所にある可能性もあります。その場合、場所を移動することで、通信速度が回復します。
電波は、周囲の電波環境や障害物などの影響を受けます。少し移動するだけでも改善することがあるので、試してみてください。
しばらくしてから再度試す
一時的な回線の混雑によって、通信速度が落ちている可能性もあります。この場合は、混雑が解消されるまで待つしかありません。混雑が収まれば急に回復することもあるので、時間をおいて再度試してみてください。
格安SIMの速度に関するよくある質問
最後に、格安SIMの速度についてよくある質問について、回答していきます。
格安SIMは大手に比べて速度が遅い?
回答:大手キャリアに比べて速度が遅くなりやすいです。
格安SIMを全て一括りにして「遅い」ということはできません。しかし、格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借用してサービスを提供しているため、大手に比べて速度が遅くなりやすいです。
速度の速いおすすめの格安SIMはどこ?
回答:UQモバイル、ワイモバイル、OCN モバイル ONE、IIJmio、mineoがおすすめです。
おすすめの格安SIMは、どのようなニーズを持っているかによって変わります。ただし、速度や一般的に重要視されるポイント(月額料金の安さ、キャンペーンの充実度、顧客満足度など)を踏まえると、上記の格安SIMがおすすめできます。
これらのほか、大手キャリアの格安プラン(ahamo、povo、LINEMO)、第4のキャリアである楽天モバイルもおすすめです。
速度に不満を感じずに格安SIMを使う方法は?
回答:自分に必要な速度を見極め、それを満たすなるべく速い格安SIMを選ぶこと。
速度に不満を感じたくないのであれば、まずは自分が必要とする速度を把握してください。そのうえで、その速度を満たすなるべく速い格安SIMを選びましょう。
そのような格安SIMを選んだうえで、以下の工夫をするのも効果的です。
まとめ
本記事では、格安SIMの速度を比較し、速度重視でおすすめの格安SIMや、格安SIMで速度が遅いときに試すべきことなどを紹介してきました。
格安SIMは大手キャリアに比べて速度が遅くなりやすいものの、通常時で、実際に不便を感じるレベルまで遅い格安SIMはほとんどありません。
複数人数でのオンラインゲームなどをおこなわない限り、ほとんどのことが問題なくできるはずです。
格安SIMを快適に使うには速度は重要ですが、速度以外にも大切な要素はあります。本記事を参考に、ぜひ快適な速度で使える自分にぴったりな格安SIMを見つけてください。
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